2010/10/10

日本の伝統音楽 / Japanese traditional music

今日は、日本の伝統音楽をご紹介します。

この動画は、神奈川県川崎市にある洗足学園音楽大学による「伝統音楽デジタルライブラリー 」から、世界の伝統音楽をハイビジョン映像で収集するという企画のまず第一弾「邦楽」に焦点をあてたものらしいですが、面白いなあとおもい、その一部をアップさせていただきました。
なかなか、邦楽演奏の場に足を運ぶ機会をもてない方のために、いわゆる日本の民族音楽(?)、伝統音楽の魅力をすこしでも感受していただければ、もちろん、僕は洗足学園音楽大学の回し者のではありませんが、ちょっぴりワクワクしてしまいます。(おいしいモノやコトはみんなでシェア)。

彼ら、ぶれる事をまったく知らぬ演奏者のパフォーマンス、奏でる音色の内に人柄が、品位が、その人性の総体が現れてしまいますが、超カッコいい!と思いませんか。
僕がウワーッ!って感じで映像を撮りたいくらいです。たぶん小生が撮影したら、「今」の音楽として、「今」の事として“作品化”してしまうんだけどなあ。そしたらどういうことが起きるのか?
音楽のジャンル分けという横暴が、ご都合主義が仲良く横死し、伝統であるとか、古典音楽であるとか、そんな音楽の入り口に取り付けられた看板、よくある装飾語を消しにかかる、一等重要な問い、人間にとって音楽とはなにか?人間の音楽とはなにか?という“問い”だけをさらり残そうと思っているのですが・・・。

昨日、たまたま菊地成孔のインタビュー記事で、「今の音楽には毒が足らない、もっと毒を盛れなきゃ」みたいな発言を見かけたのですが、なんかとっても古臭いことを言っているなあと感じてしまうのは僕だけでしょうか。
とにかく下記の動画、音楽を聴いてみてください。毒だの悪意だのへったくりだの、そんなこたあ作品、表現にとってはどうでもいい糸くずみたいな与太、ということがすぐさま直覚できるかと思います。


「讃歌」 箏:吉原佐知子



「波頭」 大皷:荒井ふみ子 鼓:西川啓光 


 
琵琶:田原順子 ヴァイオリン:水野佐知香

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