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2025/01/23

Key of Life リウカカント

 

床絵美とのユニット〈リウカカント〉は、現代的なアレンジや構成による音響空間、その舞台上に、アイヌ民族の歌を立たせ、彼らの伝統曲が内包する豊かさや可能性を開示しようとする試みでしたが、この動画「Key of Life」という作品は、「♪ハーウサ、ハーオイ、サーオイ、サーオー」というアイヌ語の歌がひたすらリフレインされるシンプルなもの、なので床絵美の声以外にも、近所に住む友人や子供に協力してもらい、2009年に録音、制作したものです。

レファレンスとして、僕はあまり他の音楽家の歌や曲を参照しませんが、この「Key of Life」は、1985年にアメリカの錚々たるミュージシャンが結集し、発表された「We Are The World」という音楽作品が描こうとした世界観、これが念頭にありました。

そして「Key of Life」というタイトルに関しては、僕の大好きだったアルバム、スティーヴィー・ワンダーの名盤『Songs in the Key of Life』からで~す。

 


2025/01/20

ハルノ haluno (feat.Toko Emi)

 



2007年頃、家の近くに釧路出身のアイヌの歌い手・床絵美が越してきた。

オオカミ犬を飼っていたDJノブヤを介して知り合い、生まれてはじめてアイヌの歌「ウポポ」という存在を知った。
彼女がコーラスの一人として参加したOKI(オキ)さんのアルバム「NO-ONES LAND」( 2002年)を聴き、彼女の声やアイヌの伝統曲が持つ独特な明度に魅かれ、思わず、「ウチで、君の唄を録音しない?」と、念のため名刺代わりに僕のCD『時空の破片』を渡した。

後日、快い承諾を得て、ゆらゆらと、ご近所さんとのお付き合い感覚で、彼女との音楽を通じての交流が始まった。


自分以外の誰か他のヒトの歌や演奏を録音し、ディレクションしたのは床絵美が初めてのことだった。

「こんな感じで録れたけど、聴いてみて」と、彼女の歌声を録音する度、ラフミックス音源をCD-Rに焼き、ぶらっと徒歩で3分、彼女が住む家を訪ねた。

そんなやり取りがしばらく続いた後、アイヌの伝承歌だけを集めた彼女のソロアルバム1枚が生まれ、しばらくして彼女の妹さんとのユニット「カピウ&アパッポ」のアルバムを1枚、そして僕とのユニット、リウカカント名義での2枚のアルバムを制作し、自主販売ながら発表した。


他者の音楽、演奏を録音することとは、その彼らが持っている様々の色彩や波動に感応し、また彼らが開く存在論的フィールドの内へ参拝することだが、これはかなりスリリングな体験。

ある被写体に反応してシャッターを切るという撮影行為とどこか似てるけれど、たった1人での音楽制作では得難い、何か波のような有機的な輪郭を持った歓びへと繋がる。


その後、トンコリ奏者の千葉伸彦さんやシンガーソングライターの堀内幹、床絵美の祖母・遠山サキさんのソロCD制作のお手伝いなどを続け、それは僕にとって珠玉の時間となった。


でも今は、つとめて誰かの音楽制作の協力をしたいとは思わない。

他者の音楽を扱う、そのためのディレクションをするということは、途方もない緊張を強いられ、充分な時間と体力、優しさが求められるからだ。

ただ、またある出会いが僕の心に火を点けるかも知れないが……。

 


2018/11/27

リウカカント 2ndアルバム__New Mix Down & Re-Mastered


1 ツクレツクレ  tsukuretsukure
2 triple dance
3 頂にて  on the top
4 エカシ伝  ekashi-den
5 under the aurora
6 トナカイと狩人  reindeer and hunter
7 key of life   (backing vocals : Takao Neighbor’s Choir)
8 オロロピンネ  ororo pinne
*bounas track : starlight

(ミュージシャン)
vocal and mukkur : 床絵美
field recording : ノブヤ
all instruments and voices : 海沼武史

produced, mixed and mastered by Takeshi Kainuma



Shop
 illustration : Tsukushi
 
 
 
 

Riwkakant Double Fantasy / New Mix Down & Re-Mastered


1  tsukuretsukure
2  triple dance
on the top
4  ekashi-den
5  under the aurora
6  reindeer and hunter
key of life   (backing vocals : Takao Neighbor’s Choir)
8  ororo pinne
*bounas track : starlight

vocal : Toko Emi
field recording : Nobuya
all instruments and voices : Takeshi Kainuma

produced, mixed and mastered by Takeshi Kainuma


Shop


illustration : Tsukushi

2018/11/23

Riwkakant_new PV


リウカカント - 風の旅人 traveler in the wind


リウカカント - 頂にて on the top

 

 

2018/11/15

Riwkakant 1 / New Mix Down & Re-Mastered


gift
traveler in the wind
3  at the lake
4  autumn light
5  white crow
6  bear`s day
7  birdline
*bounas track : haluno

vocal and mukkur : Toko Emi 
field recording : Nobuya 
all instruments and voices : Takeshi Kainuma 

produced, mixed and mastered by Takeshi Kainuma

Shop

illustration : Tsukushi
 
 

リウカカント 1stアルバム__New Mix Down & Re-Mastered


(曲目)
gift
風の旅人 traveler in the wind
3  at the lake
4  autumn light
5  white crow
6  熊の日 bear`s day
7 鳥のライン birdline
*bounas track   ハルノ haluno

(ミュージシャン)
vocal and mukkur : 床絵美
field recording : ノブヤ
all instruments and voices : 海沼武史

produced, mixed and mastered by Takeshi Kainuma


 illustration : Tsukushi
 
 
 

2016/10/16

ハルノ


ハルノ 
(唄:床絵美 / 詞・曲:海沼武史)  

春の日は 夢の声
想い出も 遠ざかる...

山間は 染められて
水上に 溢れ出る

アメ ソラ クイ ムナ
コモ トティ スワ キニ

春の身は つつましく
うら河の 放し声 話す声

アメ ソラ クイ ムナ
コモ ユタ ミワ キエ

キヌ トワ ヒミ チセ
フナ タキ ムイ フナ


2014/08/29

カピウ&アパッポ Kapiw & Apappo - HUTTARE CUY



KAPIW & APAPPO : 
床絵美 Toko Emi – vocals
郷右近富貴子 Fukiko Goukon – mukkuri,tonkori and vocals

recorded, mixed and soundscape by Takeshi Kainuma

2011/05/02

床絵美 Toko Emi / yaysama



今宵は、2011年4月22日(金)アイヌ伝統音楽ジョイントコンサート『Ainu New Wave -床絵美 X SANPE-』から、床絵美の「yaysama」をお届けいたします。


*前回のSANPEと同様に、この動画のライブ映像はフォトグラファー熊谷絵美によって撮影され、他は海沼武史により撮影・編集されたものです。

2011/04/26

床絵美 Toko Emi in La MaMa,NY / A Prayer For Japan



2011年4月25日(月)夜7時半、ニューヨークの「ラ・ママ劇場」にて、 東北関東大震災の支援コンサートが開催されました。そこに、ビデオ出演という形で床絵美が参加させていただきました。
上記の動画です。

この動画制作において、快くスチール写真を提供してくださったporonnoteiこと郷右近好古氏、輪唱で参加していただいたYuこと大住祐子さん、そしてこのビデオ制作において貴重なアドバイスをくださった舞台美術家の江頭良年氏をはじめ、ご協力を賜りました関係各位に謹んで感謝の意を表します。


海沼武史 拝

2011/04/04

『床絵美 X SANPE』コンサートのお知らせ / One Night Only


〜海沼武史プロデュース〜
アイヌ伝統音楽ライブコンサート
『Ainu New Wave -床絵美 X SANPE-』

期日:2011年4月22日(金)18時〜19時30分
会場:EMON PHOTO GALLERY
入場料:3500円 1drink付き

※先着40名様
受付はEメール riwkakant@yahoo.co.jpにて。
定員になり次第締め切らせて頂きます。

2010/12/16

待望の豪華DVDプレゼント! / Ainu music video plus one



先日お伝えしましたように、純粋な「Ainu music video」集は、幻と化してしまいましたが、装いあらた、「Ainu music video plus one」というDVD映像作品集を、下記のCD6枚の中から3枚以上お買い上げの方、先着100名様にプレゼントいたします。

「床絵美 / ウポポ」 ¥1.800(税込)
「千葉伸彦 / トンコリ」 ¥2.000(税込)
「床絵美+千葉伸彦 / ハンター」 ¥1.800(税込)
「リウカカント / リウカカント」 ¥2.000(税込)
「リウカカント / ダブルファンタジー」 ¥2.000(税込)
「the Pianoscaoe across ... / 海沼武史」 ¥2.000(税込)

既に、これらCDをお求めになったという方々も、大切な人への贈りもとして、再度ご購入してくだされば光栄であります。

詳細はこちら

そしてオーダーは riwkakant@yahoo.co.jp まで。


2010/10/08

on 床絵美 & リウカカント radio / FM in 沖縄


昨日に引き続き、今日は床絵美の電話による「FMたまん」ラジオ番組生出演、その収録音源をお届けいたします。


2010/9/26 pm 5:00-pm 6:00

2010/08/17

Daniele Sestili / Musica e tradizione in Asia Orientale



*Daniele Sestili氏のご依頼によりトンコリ奏者の千葉伸彦を通じ
僕が撮影した床絵美の写真が
その著書「Musica e tradizione in Asia Orientale」に上梓されました。

2010/06/01

荒野にて / Toko Emi and Kan Horiuchi

photo by Takeshi Kainuma

(余談ー)
先日、床絵美に誘われ、ライブを見た 新宿にて 『タテタカコ × OKI 』 日曜日 終電に間に合うように帰宅 その中央線にて 長い長い帰り路だ 下記の写真は 上記の、21世紀というなんにも無い時代 その荒野にて 新たなルートを 海図なき航海に旅立とうと、いや、旅立っているの? 二人のミュージシャン、堀内幹と床絵美、その付録 です ほんのりイイ感じで酔つぱらった床絵美が チンシもっこう睡眠中の僕をぬすみ写メ 遊び半分でアップ!
が、上記二人のポートレイトは遊びではない。


2010/05/21

CD レヴュー / the review to Toko Emi and Riwkakant


CD『床絵美(Toko Emi)/ ウポポ(UPOPO)』
おすすめ度 ★★★★★ H・I様 2009-09-04

音楽を専門に学んでおり、これまでクラシックからジャズその他の音楽をコンサートやCDでも1000枚以上聴いてきましたが、自費制作CDで、ここまでシンプルな音楽を毎日のように繰り返して聴くようになるとは思いませんでした。心の奥まで響いてくる美しいアイヌの言葉とメロディーを聴いてアイヌ文化が多くの人に正しく認知され、尊敬され、継承されてゆくことを願う次第です。アイヌ文化に直接触れたいと思い、この夏は、ついに北海道阿寒まででかけました。


CD『Riwkakant(床絵美+海沼武史)/ Riwkakant(リウカカント)』
おすすめ度 ★★★★★ H・I様 2009-09-05

アイヌ音楽の本質を守りながら、美しくアレンジができた作品です。アイヌ文化には、この様な芸術的な音楽があり、美術があり(アイヌの紋様またアイヌの民族衣装で正装した女性は気高く美しい)、知里幸恵さんに代表されるような文学があり、そして自然とともに生きるという崇高な哲学がある。また、アイヌの古くからある昔話に書かれている精神牲は”アイヌの聖書”ともいえると思います。倭人系日本人はもっとアイヌ系日本人から学ばなければならないことがあるように感じます。床さんの歌声は阿寒湖の透き通る湖のように美しいと感じました。


Middles -お客様の声-』より

 


2010/04/12

「リウカカント」レヴュー / the review to Riwkakant

photo by Takeshi Kainuma


『新・新・新 岩田先生の日記』より

February 14, 2010 [Riwkakantというユニット、いいなあ。]

もう十数年も前に北海道を旅した時、阿寒湖にあるアイヌ・コタンと、平取町二風谷に立ち寄った。阿寒湖は、かの坂田明さんもゲスト参加していた「舞踊団MOSHIRI」の拠点であったし、二風谷は、「アイヌの碑」の萱野茂さんのゆかりの地であり、そのクーキを吸いたかったのだ。当時、喜納昌吉&チャンプルーズの一熱烈支持者であった僕は、喜納さんが起こした「ニライカナイ祭り」への感心もあって、先住民について理解を深めんとしていた時期でもあったのだ。80年代~90年代に、国連が先住民に関して動き出すようになり、今、何らかの変化が起こりつつあるのかどうかを知りたいという思いもあった。(その後、「先住民の権利に関する国際連合宣言」が2007年9月13日に採択されたということだ。2008年には「Tokyoアイヌ」という映画も上映されたらしい。「プロモ」でしか、知らないけれど。)

文学と音楽が自分が生きるための軸にあるので、沖縄やアイヌに関わる音楽は、多少なりとも追いかけている。伝統の掘り起こしだけでなく、新手のOKIさんも好きだ。最近のDUBを取り入れた彼のスタイルも、「ああ、こういうやり方もあるのか」と表現方法に驚くだけでなく、楽曲自体も気に入っている。
しかし、このところ、頭の中に繰り返し鳴っているのが、Riwkakantというユニットの「Gift」という曲(床絵美さんの歌声の魅力を海沼武史さんが引き出しているらしい。)である。アンビエントというか、ミニマム・ミュージックというか、そのコアに伝統を内在させながらも、「新しい世界」を構築している。
正直なところ、モシリは「心静か」だが、いかにも寒いと思った。「酒造りの歌」をはじめ、大好きな詞曲も多いが、「毎日は聞きづらい」と感じた。OKIさんは、北と南のリズムの融合を試み、新しい地平を開いていて、その「胎動」に賛同するが、大きなうねりが持ち上がる前の「過渡期」であるように感じる。
して、Riwkakantというユニット。何ら「無理」を感じない。毎日聞ける。「聞くもよし。聞かぬもよし。」のアンビエントとして、しっかりと成立しているように思う。新しい可能性を感じる。

「音楽を寄せ付けない鬱状態の自分」が言うのだから、確かなことだと思う。
一音楽好きとして、しばらくは、目が(耳が)離せないな、と感じた次第。

 


2010/01/23

床絵美+オキ / Toko Emi and Oki



では、2010/1/14(木)『吉祥寺MANDA-LA2』にお越しになれなかった方々のために、ちょっとその模様を、ね。

ほんとうは、堀内幹(敬称略)のPVづくりの素材をと、それが主目的、でも「絵美のも録っておくか・・・。オキさんとの競演だからなあ」と、手持ちの莫迦ちょんカメラの動画機能を使用しての撮影、だからこのアイヌの唄『サランペ(サランベともいう)』、「よし、これで十分」と、演奏の最後まで録音しておりません。が、ちょっと素敵なギグ、競演でしたよ。

おおきな、そしてとてもさり気ない、ひとつの“夢が開いてしまったような、感じでした。
その感じ、雰囲気というか、オーラの一端を、この動画から、皆さんには感じてもらえるでしょうか?

2009/10/12

床絵美のライブレビュー / Review



~「霧の中の騾馬」堀内幹のブログより~

『オニグルマvol.5』 2009.10.06 Tuesday 02:01

4番目・床絵美

普通は皆で唄うウポポをひとりで唄うという珍しい形で出演してくれました。
圧倒的に素晴らしかったです。
唄、ムックリ、トンコリ、どれをとっても余分なところがない。
それは非常に生き物の鳴き声や自然の音に良く似ていて、単純、シンプルなものなのに、その中にすべてが存在しているという安心感を与えてくれる。まして彼女の声から愛情、慈しみの温度があふれている。
ただそれだけではなくて、なんだろう音が脳みそのしわの間に入り込んでくるというのか、音がチリチリと頭のなかで電気のようになって暴れていました。そして、涙がでました。
前者が長い時間と巨大な空間を通ってきた普遍的で社会のものの唄の力で、後者のチリチリとしたものが床絵美さんが発する磁場であり、その両方が存在する音は本当に強いものでした。
勉強になりました。
私が床絵美さんと友人であり、アイヌの音楽に少しは慣れ親しんでいるということを差し引いても、今回のライブは素晴らしかったと思います。
加えて私事ですが、ライブハウスで初めて私の歌(「借りものの歌」)をうたってもらい、そして初のゲスト出演として一緒に歌うという経験までさせてもらいました。
初と言えば、ギターの弦をもう10年以上は頭のところから余分な弦を伸ばしっぱなしにしていて、そのノイズが好きだったりしたのですが、切りました、今回。
おそらく当分はこれで行くと思います。
あと、ギターの音をマイクで拾うといろいろ問題があって、ピックアップをつけ、ラウドにする方向で来ていたのですが、それももうやめにすることにしました。
あまりのトンコリの音の美しさや、能管・篠笛の本来の音の届き方など考えると、その音の拾い方のこともそうですが、楽器をやはり作ろうかなと思いました。
と、本当にいろいろ大切なものをいただけた夜でした。


台風一過 2009.10.08 Thursday 14:30

『オニグルマvol.5』での床絵美さんのライブ、その後考えていることについて書いてみたいと思います。
先月、あるミュージシャンのライブに行ったとき、「人の前でやるのは飽きた。自然を相手にしたほうが気持ちいい。」
とその人はおっしゃっていて、確かに私もそんな気がするけれど、それはなんだか個人的な気持ちの問題で、その音楽はいったいどうなのかとどこかに引っかかっていました。
それでこの前の床絵美さんのライブ。
終了後、お客さんとしてきてくれたドラマーが、「外にいるようでした。そういうのって日本のであまり無いですよね。」と言っていました。
アイヌのウポポとは、という話になると記憶力の弱い私にはどうしようもなくなるのでよしますが、ただ、あの夜会場にいたおそらくみんな、森の、山の、生き物の匂いを嗅いでいたと思います。
それも、明らかに人だけではない「世界のなかの私たち」の匂い。
森の中から絵美さんのトンコリとウポポが聞こえてきたら、その音に誘われて行って、きっと恋をするでしょう。
その音の本来の場所の生きている匂い。
それが現代の都市で生きる絵美さんから、東京のコンクリートで固められた地下の一室から感じられたことが、驚き、畏れおおいことだと思いました。