なめらかに、
袖を振る
気まぐれに
たっぷりと、息を止め
小石たちが遊ぶ 場所に
脇をくすぐる
「だれ?」風 が
通う道に咲く 花
その袖に留まる
歌声 と
小鳥たちのその日暮しをまねて
なめらかに、
進む だれにも知られず
ぼくたちの道行きを
かれらが、興味をもつ
無いでしょう。
<無し>に向かい
袖を通す
気まぐれに それで
鮮やかに遊ぶ
「ここはどこか?」
囁きかけるのは、、、だれかな?
たったひとつしかない
<世界の秘密>と 共に
夢の、最果てまで。
2013/02/03
風が通う道 / bad dreams are good
2013/02/01
鳥のライン / Luminous Emptiness
…憑き物が取れたのかもしれない。
(霊感はつよい方だった)
いや、憑き物というコトバ、自然のフィールド
動植物たちの舞台には無い。
山に入り、思考を手放し、無闇に動き回る
脳内イメージをほっといてください、ヒト
カラダ、あからさまに
山道をただ、ずんずん進んでゆく
無防備で 脆く 傷つきやすいモノとして
どこにも向かったりはしない、目的は
今更 無いのだから。
山頂を目指すこともできたが
登らない
(やがて降りることになるから)
ただ、歩くことだけが、主
“主”、。
ここは<圏外>
時計がわりに持参した携帯電話
今日のヒカリは異様に眩しい
「なぜ撮影するの?」
生きているから…ただ、歩いていれば良い。
はじまりも おわりもない 無法の道を
ヒカリが
在る、トキに
2012/12/06
未知の暮らし / in the Outside
振り向いた場所には、もう名前が無かった。
未知の足音ばかり
ぼくの心の内 こだまする。
繰り返してばかりいれば、やがて何も感じなくなるだろう。
旅に出て
目前にひろがる見慣れぬ風景
や言葉
匂い、を集めたとしても
たとえ日差しの濃度が変わっても
ぼくの身体は 他人の殻
この世界の空っぽ
まるで愛おしさを追い求め続けた
孤児のように
甘い歌声が耳元で跳ね返る
極上の自由が
途方も無いブルーが
やがてこの世の天空から降り注いでくる。
2012/10/06
大地の夢 / family ground
たぶん幼少の頃に見た夢のせいだろう。
ひとつの光景が
赤いライトが点滅するフィールドで
まだ 小さかったぼくの足元に拡がる楽園を
奪い去っていった。
この瞳や心と呼ばれている“何か”
透明な窓ガラスが
やがてくすみはじめるように...
悲しんでいたのか
そこで我を失ってしまったのだろう
待ち受ける“死”を避けながら
長い間 濁った眼差しでこの世界に触れ
いくら掬い上げても 掬いきれない星空の奇跡を
この地を這うように もう一度
失ったものを取り返そうと 凍りつく
すべて白く 凍った大地の夢に
そっと近づいていった。
「地に足をつけるってね、天に足をつけることになるんだよ」
と、何かが囁いていた。
2012/09/23
秘密の河 / mystic river
その川の名を、ひとは“小仏川 -Little Buddha River-”と呼んだ。
ふかい沢のむこうに、水の絨毯が
ヒカリと風が交ざり合う頃、ソレはぼくを手招きした。
「戻ってきてはだめだよ。もうすこし其処に」
いつも冷たく、黙りこくったカメラが
(ぼくの手のひらの熱を呼吸したんだな)
息づいて、「ソレをだれかに見せてあげればいいよ」
無常の時の流れに怯えながら
やがてぼくであることが消える瞬間の
先っちょの方で、優しくシャッターを切っていた。
2012/07/27
Director's Choice vol,2 / EMON PHOTO GALLERY
Artists : 飛田英夫 藤原更 Nils Udo 海沼武史 David Fokos Margriet Smulders
【会期】2012年7月27日(金)~9月4日(火)
【開館時間】 11:00から19:00まで 土曜日は18:00まで
【休館】日曜・祝祭日 *お盆休み2012年8月10日(金)~8月15日(水)
EMON PHOTO GALLERY / エモン・フォトギャラリー
2012/07/13
BSフジ『遥かなるアイヌモシリ』 / Riwkakant for Broadcasting
2012年7月14日(土) 23:30 ~ 24:00 BSフジにて
番組名 「3D☆3D(サンデーサンデー」
タイトル 「遥かなるアイヌモシリ~初夏の釧路を訪ねて~」
内容 北海道に古くから暮らす先住民族、アイヌの人々は、固有の言葉や文化を持ち、今に受け継いでいる。彼らは、自然や動物をカムイ、つまり神としてあがめていた。そして、神々に囲まれ、人間が住む静かなる大地を「アイヌモシリ」と呼んだ。そんなアイヌモシリの原風景を求めて訪れたのは、北海道・釧路地方。日本最大の湿原・釧路湿原が広がっているこの地の自然を3Dカメラがとらえる。
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番組使用楽曲:
2012/06/07
海沼武史作品展 『宇宙服を着たアルヴォ・ペルト』/ infinity
期間:2012年7月3日(火)~7月29日(日)
場所:青山アン・レーヴ
住所:〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20
問合せ:03-5770-8473
時間:12:00~19:00 ( 休 / 月曜・祭日) *最終日17:00まで
レセプションパーティー
2012年7月7日(土) pm5:00~pm7:00 入場フリー
2012/05/18
<海>が見える場所まで / the Oceans
海に浮かぶ船をまねた
カモメがそれに気づくように
生きてゆくための口実が
教え込まれた数多の意味が
三千音階の潮風にやられ
途方に暮れ
さすらう者たちの胸から
出て行った
逃げ往く
多くの祈りや涙の棺どもの来歴を
忘れ去る
この夜に乗り
声をまね
目的もない波紋の手招き
カモメがそれに気づくようにと
人は
人であることを
速やかに 終わらせた
ようやく
晴れ渡った空の向こうにひろがる
中心のない
無限のヒカリが明滅する闇の響きに感応し
コトバをもたない星たちの生成消滅を
その何億ものヒカリのドラマが
垂直に
誰の身体に突き刺さる
誰かの身体に突き刺さる
水平に
海に浮かぶ船をまねて
カモメがそれに気づくようにと
恒星の微笑みが
銀河の自在さが
遂に僕のがさついた欲望を奪い去ったのだ
記憶のざわめきも消され
震える最後の“わたくし”の死を見届けながら
<海>が見える場所まで
あと僅か・・・
善という切ないコトバの連なりが
悪と重なるようにして
もだえあうこの国では
正義と不義の顔つきの区別もつかぬ
虚無と希望の歌声が響き合うこの場所で
惑星の激しい息づかいと共に
人は はじめて
この世界の<自然> その心づくし
「生」そのものと化す。
2012/05/07
ポートレイトの仕事 / calligrapher Shika
先日、書家・紫花さんから依頼され、彼女のプロフィール用のポートレイトを撮影しました。
2年前の夏、僕は彼女のプロモーションビデオ『書家・紫花/calligrapher Shika』を制作しましたが、レンズ越しに彼女を見詰めるのは、もう久しぶりのことです。故、それなりに緊張しますし、撮影中は極力私的な感情を抑制し、ただただ、彼女の“書”からは見出し難いであろう、またはプロモーションビデオにおいては薄めざる負えなかった田中紫花という人間存在のエスプリを、凛とした、清澄な芳香がふっと溢れ出す瞬間を、待ったのです。
人を撮影するという行為、これは一体どういう意味があるのだろう?
こういった問いは、たぶん写真家として決して手放してはならないような気はしますが、ポートレイト撮影時の現場の醍醐味とは、被写体も撮影者も予期せぬ瞬間が場を拓く「一瞬」にあります。
被写体が、女性であるか、または男性であるとか、こういった身体的文化的コード、その条件付けられた性別観念を超えてしまう、そういった“視”が起こってしまう瞬間・・・、うまい言葉が見つかりませんが、ポートレイト撮影は、風景と向かい合う姿勢、態度では近づけない何か、魅力、作法があります。
「表情」、もしくは種々の「ポーズ」という引き出しをもったフアッションモデル、撮影慣れしたタレント、鏡の好きなナルシスト、俳優さん以外は、まずカメラという冷たい機械を前にして、その無表情なレンズには抵抗感をいだきます。「撮影」という不自然、その滑稽さに耐えられない、これはある意味で正常な反応であり、被写体、人は、柔らかな羞恥心から、なかなか「素」の表情は見せてはくれないものです。そこで、凡庸なカメラマンは、その不自然さを無化しようと、軽はずみな言葉を投げ、被写体の自己愛などを刺激し、乗せ、誘導し・・・、「存在」はますます上辺だけのもの、表面的なものとなります。浮わついた言葉によって現れてくるだろう被写体の顔、表情とは・・・、ああ、僕はまったく興味がもてないですね。
話は変わり、ムービーとスチールのちがい---。ムービーで描ける事とスチールでしか表せない事、これはね、ほんと恐ろしいぐらいあります。ファインダーやレンズを通し、この三次元世界を二次元化して描く、この機能は同一ですが、実際は、まったくの別ジャンルですね。と、当たり前の事実を書いているのですが、どうもこの“事実”について、強烈な自覚を持っている人、視覚を得ている人はあまりいないようです。







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