the Aerial Music vol.2 / Takeshi Kainuma
01. dear-2 (38:58)
￥2.500（税込）
*問い合わせ riwkakant@yahoo.co.jp
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音楽とは何だろう？
これは体験するもの。
音楽鑑賞とは何だろう？
単に今ある時間、空間に彩を与えるためだけのミュージック
娯楽、ただ無造作に流れているだけのインテリア・ミュージックではなく
音楽に触れる、その聴者の「聴く」という姿勢、その集中の度合いにより
ある体験を付与すること
それに仕えること 願うこと
夢のような体験をプレゼンスすること
信仰を消した場所で
手のひらを 思わず
合わせてしまう
これは、その音楽を制作した者が、その過程の内で
その制作の途上にて、何かを体験していなければ
まったく不可能なこと
確かな「作品」としてのカタチから離れ
音を通して ある体験の場を用意すること
その美しさ
その難しさ
音楽とは
何か？
---怖ろしい「問い」
沈黙を
聴く事ができるだろうか？
もし
あらゆる心のざわめきや
言葉で構成された思考の流れ
まるで整理されることの無い感情の企み
そっと静かに成ること
名前のない草花のゼロを
空の沈黙をすでに知る者にとって
それが儚い夢だとしても
散乱する音世界の向こうの側には
秘められた 豊穣な
（過去と未来が抱き合う）
沈黙がただ在った。
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