この曲『morningscape』は、現在住んでいる家のリビングの窓から見える小仏川、その川に寄り添うかのように小さな曲がりくねった山道は続き、そこは犬のユタとの散歩コースでしたが、事故で愛犬を失い、取り乱し、放心し、しばらく散歩することから離れ、ある朝、意を決して、その山道をひとり散歩をしている時の気分が表われているかなと思います。
サブタイトルとして、晩年のルソーの著作「孤独な散歩者の夢想」と付けましたが、この世界を過ごす者で孤独を感じたことが一度もない人は居ないので、別段深刻な意味はありません。
ホワイトシェパードと何か他種とのミックス?犬のユタと共に過ごした時間は7年間という僅かなものでしたが、今、この曲のリマスターをアップするにあたり、こうして文章を書いていると、お!久しぶりだなぁ~、肉眼では見えない場所に、あの白いバランスの取れた体躯を持ったユタがそっと静かに現れる。
そして、ふと思う。
彼は一体僕に何を教え、何を残したのかと。
すると一つの言葉だけが瞬き、僕の内にまだ僅かに残っていた孤独や隠れ潜んでいた悲しのようなものを持ち去っていった。
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