一昨日、日本橋劇場までカミさんと一緒に「第29回選抜新人舞踊公演」を見に行ってきました。
もちろん、僕が1990年に作った楽曲「the end park」を伊東由里というダンサーがどのような解釈をし、また振り付けをするのか、これを見るのが目的でありました。
でなければ、僕は振付家ではありませんので、わざわざ遠方まで“新人の舞台”を見に行かない。
伊東由里さんの「the end park」、彼女が付けたタイトルは「そして骸になりて」という、やや観念的なタイトルでしたが、人間が抱えてしまった「意味」の複雑な網目の裂け目からふっと垣間見えるあの「ヒカリ」にそっと手を伸ばそうとする、、、、人間的苦悩の限界を知る、その罠を本能的に知悉する者の身体表現でした。
ある日、「・・・コンテンポラリーダンスをやっているものです。実は私の作品の音楽に、海沼さんの”the end park"という曲を使わせていただきたいのですが・・・」というメールをいただきました。
the end park、これは僕が20代の頃に発表した自主制作CD『時空の破片』に収録された一楽曲なのですが、はじめは「え?どこで聞いたの?見つけたの?」と、なにやら懐かしいような、不思議な・・・。
the end park、これは、ダンス曲として作られた音楽ではありませんから、すこし(いや、かなり)興味を持ちましたが、「ひどい扱いされたらどうしよう?」という、正直、そんな気持ちもあります。
モダンダンスといえば、僕はもう手放しでイサドラ・ダンカンとニジンスキー、ですが、最近は頓にダンスとは無縁の生活、舞うことも、人の舞踊を観に往くこともまったく無くなっていたので、これは良い機会だと思い、また「”the end park"をどう解釈するんだろう?」と、さらにその日が僕の誕生日であるという何やら因縁めいたものを感じ、今回は、ぜひ”伊東由里”という方の舞踊を観に往きたいと思っているのです。
1985年、英米のロック・ソウル・ジャズ等のスター約50名による「アパルトヘイトに反対するアーティストたち」の『サン・シティ』(Sun City)というシングルが発売された。参加者はスティーヴ・ヴァン・ザント(提唱者、Eストリートバンドメンバー)、マイルス・デイヴィス、ブルース・スプリングスティーン、ピーター・ギャレット、ボノ、ルー・リード等。この企画に参加したアーティスト達は「I Ain't Gonna Play SUN CITY(サンシティなんかで演奏するもんか!)」と声高に唄った。
1985年、アメリカで発売された歌『ウィ・アー・ザ・ワールド』(We Are The World)は、著名なアーティストがUSAフォー・アフリカとして集結して完成させた。イギリスで活躍するミュージシャン、ボブ・ゲルドフが提唱したバンド・エイドの成功に触発されてアフリカの貧困層を解消する目的で作られたキャンペーンソングで、作曲作詞はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー。
この「Key of Lifeという曲は、上記の2種の欧米歌に対する挑戦(?)、いえいえ、ささやかなひとつのレスなのです。
Toko Emi : vocal,chorus and vocal arrange Takeshi Kainuma : music (guest vocal and chorus : neighborhood)