2010/07/04

『堀内 幹 Kan Horiuchi / one 』 先行予約開始 !!

2010年9月1日発売 (9MNT001) - here

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年明け早々の1月4日(月)---。
堀内幹が2本のギターを携え、裏高尾の麓にある僕の自宅兼作業場にお越しになられ、その2階にあるhigh tail studioにて、一気呵成に録音された彼の、その眩いばかりの祈りのカタチが、ようやく世に放つことが叶いました。
彼の凄まじい熱量を、一つの「CD作品」というイノチの塊を、ようやく皆さんの元へ送り届けることができます。


彼は、この10年もの間、「ライブにしか音表現の真実は無い」と、ひたすらライブ活動に専念し、ひとり果敢に生の現場にて数多の聴衆の前で歌い続け、今なおその揺るぎ無い意志はぶれることを知りませんが、この『堀内 幹 / one 』は 、彼の初めてのスタジオ録音盤となります。そして、堀内幹のライブを目撃し続けてきたファンにとってこのCDは、やや戸惑いの反応をなされる方々もいるかもしれません。ただ、ライブでの体験と、純粋に音だけ、CD鑑賞における体験とは別物であることも忘れないでください。僕もいちミュージシャンとして、10年以上も人前で演奏してきましたが、ライブとは、その場の状況や雰囲気によって出来不出来がかなり左右されるものであり、純粋なる音体験、シビアな音との対峙はかなり困難な場でもあります。なぜなら、視覚的な情報が氾濫し、聞き手の集中力を削ぐからです。人は、音を集中的に聴き込もうとする際には目を閉じます。
もちろん、ライブの現場における触覚的な感受、予期せぬ事件性、生々しい身体的体験がライブ演奏の魅力ですが、CD、かつてはレコードと呼ばれていましたが、録音物とは、ライブにおける「出来不出来は蓋を開けてみるまで分からない」的な曖昧な態度は禁じられ、言い訳ナシ、つまりスタジオワークとは逃げ場の無い、誤魔化しの効かぬ、ミュージシャンのもうひとつのぎりぎりのライブ(生)の姿を定着し得る世界であり、ライブ演奏とはまた異質の厳粛さと緊張を強いられるシビアなフィールドであるように感じています。そして、本来の楽しみ、張りつめた娯楽とは、こういった生への実践、プロフェッショナルとしての自覚、謙虚さ、または真摯さの内から思いがけず炸裂するものなのです。

僕たちは、ジョン・レノンやボブ・マーリーのライブ演奏を生で見たことはありません。しかし、彼らの残したす音源を通して、音源のみで、彼らと出会っている、出会うことが可能でありました。

『堀内 幹 / one 』全8曲。すべて、テイク1~2。
聴衆のいないスタジオにて、その窓の向こうに広がる高尾の山を前にして、彼は一体、誰に向かって歌ったのか? どこに向けて、何に向かい歌っていたのか?

ミュージシャンにとって、もし奇跡が起こる瞬間があるとするなら、それはたぶん途方も無く静かな場所で起こると思ってます。

言葉に成らない、リピートのきかぬ、たった1回限りの向こう側の響きの神秘(マジック)を、物質という硬化なプラスチック盤に録音、記録すること、その奇跡に賭けること。



photo : 熊谷絵美 Emi Kumagai
design : 千葉健太郎 Kentaro Chiba

2010/06/22

床みどり / Toko Midori



床みどり Toko Midori : 唄 Vocal
コーラス chorus : 弓野恵子 Keiko Kiyuno + Toko Emi 床絵美


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床みどりさんの唄声は、以前、僕のソロ楽曲「カリフ kalif」という作品内で慎重に使用させてもらいましたが、今回はみどりさんのウコウク(輪唱)、そしてソロ、本物のウポポを贈らせていただきます。
キクさんとはまた位相の異なる美しい歌声を、響きを・・・。
僕たちが、まだこの大地に在ることを強烈に実感させてくれる、恐ろしいぐらい包容力のある唄声を・・・。


a film by Takeshi Kainuma 海沼武史

 


2010/06/04

『Silent Monochrome』/ EMON PHOTO GALLERY


『Silent Monochrome』 -Living with Photography-

2010.6月2日(水) - 6月30日(水) 休廊日 : 日曜 / 祝日

エモン・フォトギャラリーでは、『Silent Monochrome -Living with Photography-』と題し、生活空間の中に取り入れる写真作品を提案す る試みとして、4名の作家によるモノクローム作品による展示を開 催致します。

自然や人工的な造形物の中に「無限の調和」を見いだし、ミニマル で洗練された美の世界を追求するDavid Fokos

静謐な闇と光が作り出す一瞬のゆらぎの瞬間を捉え、昨年の個展で はインテリアとコラボレートした展示で好評を博した木村尚樹

一見無機質な都会の雑草の中に息づく「光」と「生」を捉え、限り なく白=無の世界へと近づいた海沼武史の『the Bush』

そして日本人であることの精神性を写真を通して探し求める作家、Coju の作品は、見る者を旅へといざない心のうちにさざ波のようなやわらかな波紋を作り出します。

また、この展示は6月2日から4日まで東京ビックサイトで開催される新しいコンセプトのライフスタイルフェア、『Tokyo Life Style Photo』のサテライトとして連動しています。

ギャラリースペースでは今回のフェアで展示している作家の中から上記4名の作家によるサイレントモノクロームの世界を展開します。

皆様のお越しをお待ち申し上げております。


EMON PHOTO GALLERY
106-0047東京都港区南麻布5-11-12Togo Bldg,.B1
Gallery 03/5793/5437 Fax 03/5793/5414

 


2010/06/01

荒野にて / Toko Emi and Kan Horiuchi

photo by Takeshi Kainuma

(余談ー)
先日、床絵美に誘われ、ライブを見た 新宿にて 『タテタカコ × OKI 』 日曜日 終電に間に合うように帰宅 その中央線にて 長い長い帰り路だ 下記の写真は 上記の、21世紀というなんにも無い時代 その荒野にて 新たなルートを 海図なき航海に旅立とうと、いや、旅立っているの? 二人のミュージシャン、堀内幹と床絵美、その付録 です ほんのりイイ感じで酔つぱらった床絵美が チンシもっこう睡眠中の僕をぬすみ写メ 遊び半分でアップ!
が、上記二人のポートレイトは遊びではない。


2010/05/21

CD レヴュー / the review to Toko Emi and Riwkakant


CD『床絵美(Toko Emi)/ ウポポ(UPOPO)』
おすすめ度 ★★★★★ H・I様 2009-09-04

音楽を専門に学んでおり、これまでクラシックからジャズその他の音楽をコンサートやCDでも1000枚以上聴いてきましたが、自費制作CDで、ここまでシンプルな音楽を毎日のように繰り返して聴くようになるとは思いませんでした。心の奥まで響いてくる美しいアイヌの言葉とメロディーを聴いてアイヌ文化が多くの人に正しく認知され、尊敬され、継承されてゆくことを願う次第です。アイヌ文化に直接触れたいと思い、この夏は、ついに北海道阿寒まででかけました。


CD『Riwkakant(床絵美+海沼武史)/ Riwkakant(リウカカント)』
おすすめ度 ★★★★★ H・I様 2009-09-05

アイヌ音楽の本質を守りながら、美しくアレンジができた作品です。アイヌ文化には、この様な芸術的な音楽があり、美術があり(アイヌの紋様またアイヌの民族衣装で正装した女性は気高く美しい)、知里幸恵さんに代表されるような文学があり、そして自然とともに生きるという崇高な哲学がある。また、アイヌの古くからある昔話に書かれている精神牲は”アイヌの聖書”ともいえると思います。倭人系日本人はもっとアイヌ系日本人から学ばなければならないことがあるように感じます。床さんの歌声は阿寒湖の透き通る湖のように美しいと感じました。


Middles -お客様の声-』より

 


2010/05/07

日川キク子 / Kikuko Hikawa



北海道は釧路市阿寒にお住まいの日川キク子さんについて、以前このブログでも触れましたが、ようやく皆さんの元へ、彼女の歌声をお届けすることができます。
この動画は、2年前に記録され、その映像および音源を1年前に編集、サウンドスケープしたものですが、ある諸事情により、一般に公開することができませんでした。
日川キク子さんご自身にも見てもらうこと叶わず、聴いていただくことすら許されませんでした。
僕は、2年もの間、今回アップさせていただいた、すでに完成していたこの動画を、お蔵入りとし、ただひたすら待ち続けて、待ち続け・・・今、ようやく皆さまの元へ、そっと贈らせていただきます。

昨日、同郷の郷右近富貴子さんを通じ、この動画をおキクさんに見てもらう機会を作っていただき、また、ご子息にもご覧になってもらい、日川ファミリーの快い了承を得、こうして公開する運びとなりました。

この動画について、僕はあえて何も語らないことにします。
一切の先入観なしに、この、日川キク子さんの唄声に耳を澄ませ、その存在を・・・、聴いていただければ、ただただ光栄に存じます。

 


2010/04/26

蜂須賀公之 / Masayuki Hachisuka



2010年4月19日(月)---。
盟友・蜂須賀公之が、突如わが家にやって来て、料理を作りはじめた。
命の料理、その手の平から溢れ、零れだす、数々の品々・・・。

食材は、彼が見惚れた何種類かの野草、そしてキノコ。北海道の友人から戴いたという貴重な鹿の肉、something・・・。
はじめから、僕とカミさんへ本物の料理をご馳走するつもりだったんだろう。

この動画は、その時なぜかシャンシャンと手持ちのPowerShot G10で撮影し、のちに編集したもの。
彼が作り出す料理の味を、その深い、向こう側の味を、感じてもらえるだろうか? 

一番伝えたい事、彼について伝えたい事は、なかなか言葉にはならない。だから、動画を撮ったのだろう。

蜂須賀公之という本等の人間について、無防備に〈ELEGANT=至上のやさしさ〉を体現してしまうこの男について、「本当のナチュラルとは、芸術だよ」と、さりげなく囁く彼の料理について・・・、言葉は、その言葉がさし示す「そのもの」には永遠に成れない。
ただ、僕はこんな人間の傍で、皆さんも立っている此処、この場所で、同じ地平上と時間軸に生きて在ることが、これほどまで有り難く感じられたトキは無い。