2019/03/04

村田珠光 / Murata Jukō


この道、第一わろき事は、心の我慢・我執なり。功者をばそねみ、初心の者をば見下すこと、一段勿体無き事どもなり。功者には近つきて一言をも歎き、また、初心の物をば、いかにも育つべき事なり。この道の一大事は、和漢この境を紛らわすこと、肝要肝要、用心あるべきことなり。
枯るるということは、よき道具を持ち、その味わいをよく知りて、心の下地によりて、たけくらみて、後まて冷え痩せてこそ面白くあるべきなり。また、さはあれども、一向かなわぬ人体は、道具にはからかふべからず候なり。いか様の手取り風情にても、歎く所、肝要にて候。ただ、我慢我執が悪きことにて候。または、我慢なくてもならぬ道なり。銘道にいはく、心の師とはなれ、心を師とせされ、と古人もいわれしなり。

 『古市播磨法師宛一紙』珠光

Japanese Tea Culture: Art, History and Practice

2019/01/03

千利休 / Sen no Rikyū


人生七十 力囲希咄
吾這寶剣 祖佛共殺

堤る我得具足の一太刀

今此時ぞ天に抛

Welcome to thee,
O sword of eternity!
Through Buddha
And through Daruma alike
Thou hast cleft thy way.


遺偈(1591年2月25日)