2008/12/31

この日、あの日


とりたてて、甘い気に包み込まれて、居た風ではなし、今年も、「あっ!」という間に、オワリが近づきつつ、が、「今日寝て起きれたら、今日」に揺れる者らは、「来年」というコトバも知らず、毎日が新年、真実はアヤフヤ、あかるい陽だまりにつどう音の活躍に、ただただ見、聞き惚れていたのでした。
努力なされた方々も、悲しみに暮れた人々も、親をうしない、子をうしなった方々も、株やゴルフに思う存分興じた居場所のない方々も、人の世は長いようで、「実」はほんの一瞬、すべて、良いではないか、全て、が、「生」である、生と死の架け橋に心在り、この世に酔い、あの世にあそぶ、それぞれの小さき感情の波間にて、身体を連れ、あっち行き、こっち行き・・・、そして静かな夜更けは唯一朝日の仕業・・・、あの日は、今、ここにて思い出す者らのすぐ傍らに在り。

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