Neil Young - Walk With Me
昨日、高尾駅南口の京王ストアの2階にある本屋さんにて、久方ぶりに“サンレコ”こと「Sound & Recording」を読み、ちょっと元気にさせてくれるインタビュー記事あり、即購入。と言うのも、現在、僕は先日お知らせしました6枚のCDのリマスター作業をしてまして、気分はほぼエンジニアなんでございます。
「なぜ、リマスターを?」と問われたら、理由はいくつかございますが、まず、1ヶ月ほど前、新しいDAWソフトを入手し、その機能はどんなものであるか、と。
今回アップさせていただいたこの動画は、二ール・ヤングの新譜『 LE NOISE(ル・ノイズ)』、その1曲目の「Walk With Me」という作品のビデオクリップですが、アルバムのプロデュースであるダニエル・ラノワという人、今月の「サンレコ」のトップインタビューは彼、僕は以前より彼の録音、ミックスダウンに対する考え方に共感しておりましたので、一般的にはあまり目立つことの無いないエンジニア、プロデュースというお仕事、地味で寡黙なその作業のあらましについて、その“聴感”、それぞれの個性の色合い、こだわり等について、すこし注目していただく機会になればなあー、と。
ダニエル・ラノワと言われても知らない方は多いかと思いますが、実は彼、これまでにU2やボブ・ディラン、ピーター・ガブリエルなどを手掛け、過去に7回グラミー賞を獲得した人らしいです。
僕は今年、堀内幹のソロCDのお手伝いをさせてもらったのですが、それ以来、僕の内で、エンジニアという業務およびプロデュース、というより音楽ディレクションなんですが・・・ドカーン! どうも開眼してしまったようなんです。
p.s 上記の音源、たぶん基本1発録り。愉しげなノイズがちょこちょ入ってます。あとでカットするという余計なことをしてませんが、ラノワ、さりげなくいじってます。ディレイかけたり膨らましたり・・・とか。DUBは良いけどオーバーダブは無し、だそうです。
でも、ラノワの音響学は素敵ですね。汚しても汚れてもそのサウンドはほんと“エレガント”です。