二千三年七月二十一日(みず)
つきせぬおもい
つきもせぬおもい
まどろみの
こころのやみにまどうか
かたやぶりもし
カムイあるならいでよ
つきせぬおもい
*つきもせぬ
ヒカリの間にもまぎれなで
おいてかえれるカミのつれなさ
うたれよみち
うたれよいの
たびのはざまに
しのしずく
ゆめみのはての
しのいずみ
とわのまにまに
しのしずく
・・・つつしみたまえどうか
因果応報 すべてこの身へ・・・
それにしても
どうにも気色わるい
つけられた名がいたむ
時間は
立っているのか?
空間は
のけぞっているのか?
つきせぬおもい
つきもせぬおもい
まどろみの
こころのうみにはしるカムイ
*月影の
澄みわたるかな天の原
雲吹きはらう夜半のあらしに
ことばの技か 瑠璃色の
ランプ ランプ瞬く
+
豪奢な 毛皮のレースに
その身をすっぽり隠しこんだ野生児が
ぼくをみている
カガミにうつる ぼくをみている
*つきもせぬ光の間にもまぎれなでおいてかえれるかみのつれなさ
-冷泉院太皇太后宮
*月影の澄みわたるかな天の原 雲吹きはらう夜半のあらしに
-大納言經信
0 件のコメント:
コメントを投稿