Takeshi Kainuma
2010/02/17
ジャニス・ジョプリン讃 / Ms.Janis Joplin
ジャニス・ジョプリン
の歌声を初めて聴いたのは17、8の頃だから、これも今から30年ぐらい前の話だね。
彼女の代表的な作品と言えば「サマータイム」や「メイビ」、「コズミックブルース」「ムーブオーバー」辺りなんだろうけど、僕はね、この「リトルガールブルー」って歌が一番好きかな。
ジャニスの、まるでネイティブ・アメリカンのような激しさ、のみならず、非常に“母性的”な面が、膨らみのようなものが、きらっきらっと弧を描くようにして揺れている感じがね、「ああ…」と感慨深くさせるんだね。
テキサス生まれのソバカスだらけの芋ネエちゃんが、もの凄いボーカリストだったなんて、夢のサンフランシスコでいきなりスポットライトを浴びて、それでも不器用丸出し、まるで洗練されずに、27歳でヘロインの致死量オーバー、それであの世逝き。
彼女のようなボーカリストは、もう出て来ないだろう。
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